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運動不足の人は、汗が臭くなる傾向あり!その解消方法・対処方法のまとめ

においの基礎知識
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夏になれば、誰でも自然に噴出してくる汗。これは体温調節のために出てくるので、ある意味仕方のないことです。汗が出なければ、熱中症になるリスクも高まります。

しかし!汗は臭い人もいれば、そうでない人もいますよね。どうして汗のにおいには、こんなにも個人差があるのか・・・。

実は、「運動不足の人」は汗が臭くなる傾向にあるのです。なぜ、運動をあまりしない人の汗は臭くなるのか。その理由や、解消方法、対処方法についてまとめました。

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運動しない人の汗が臭い理由

なぜ、運動しない人の汗は臭くなりやすいのか。その理由は以下の3つがあります。

1.アンモニアの排出

運動をしていないと、筋肉もあまり使われていません。このため筋肉が運動に対して不慣れな状態に陥っており、突然運動した時に「乳酸」が大量に作られてしまいます。

乳酸はアンモニアとの相性が良く、この2つが一緒に汗の中に混じって排出されます。汗腺から汗と一緒にアンモニアも出てくるので、汗が臭くなります。

2.細菌が好むアルカリ性の汗

運動不足で普段あまり汗をかいていない場合、出てくる汗は「アルカリ性」が強くなります。これは細菌に好まれる性質の汗なので、臭いがつきやすいです。

3.アポクリン腺の分泌物が多い

運動をしないと体の新陳代謝も鈍ってきます。このような時にワキ汗をかくと、アポクリン腺の分泌物も過剰に出てきます。これはワキガ臭の原因物質であり、嫌な汗臭さを増幅させてしまいます。
※汗の豆知識:夏に吹き出る汗は、悪いものではありません。

気温が30℃を超えるような真夏日であれば、普通にしていても汗が吹き出てきますよね。その上湿気も高ければ、ちょっと動いただけでもどんどん汗が出てきます。

このような夏の暑い日に増える汗は、悪いものではありません。どちらかと言えば「いい汗」です。

そもそも汗は、エクリン線から分泌されるものと、アポクリン腺から分泌されるものの2つに分けられます。

前者のエクリン線から分泌されるのは、体温調節のために出てくる汗です。これは99%が水分であり、サラサラとして蒸発しやすいです。さらに嫌な臭いも発生しにくいので、それほど気にする必要はないと思います。

一方、後者のアポクリン腺から分泌される汗は、興奮や緊張などの精神状態の変化によって分泌されます。この汗は最初は無臭なのですが、においの原因物質がたくさん含まれています。このため時間の経過と共に、汗が臭いやすくなってしまうのですね。

人は緊張することで汗をかくことがありますが、あれもアポクリン腺から分泌されるものです。したがって暑くもないのに汗が出てきた場合は、すぐに拭き取るなどの対処が必要となるでしょう。

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臭い汗の解消方法・対処方法について

運動不足の人が臭い汗を解消するためには、一体どうしたら良いのでしょうか。

その対処方法は1つではありません。以下に具体的な方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

○汗腺を鍛える

まずはサラサラとした汗を出しやすくするために、汗腺を鍛えます。おすすめの方法は、半身浴です。読書をしたりしながら、汗が出るまでゆっくりと浸かりましょう。最初のうちは汗があまり出なくても、継続していけばきっと汗が出やすくなります。

また、熱めのお湯に手足を浸けるのも効果があります。

そしてお風呂から出た後ですが、すぐにクーラーの風にあたるのは避けた方が良いです。せっかく開いてくれた汗腺が、すぐに閉じて休んでしまいます。

扇風機の弱風かウチワで仰ぐ程度にして、出てきた汗はタオルで拭き取りながら、汗が引くのを待ちましょう。

定期的に有酸素運動を行う

”運動不足の人”が汗の臭いを抑えるためには、やはり運動が最も効果的です。

運動すれば足腰の筋肉も鍛えられますし、継続することで汗もかきやすくなります。やがては汗の質がアルカリ性から酸性に傾き、雑菌もそれほど繁殖しなくなります。

運動は最初からキツくしてしまうと、途中で止めてしまいがちです。もし運動を全然行っていない方でしたら、ウォーキングから始めるのが良いと思います。

そして慣れてきたら時々軽くジョギングしてみたり、時には自転車に乗ったりします。

また、女性に人気のホットヨガやピラティスも良いですね。リラックス効果もありますし、ストレス発散にも役立ちます。

継続して運動を行えば、少しずつ代謝が上がります。そして体内の老廃物も排出されやすくなり、嫌な体臭も出にくくなります。

定期的な有酸素運動は色々な意味で、本当に体に良いです。ぜひ習慣化していきましょう!

運動後は、可能な限り汗を放置しない!

運動によって流れた酸性の汗はサラサラとしており、臭いもきつくない方ですが、それでも放って置けば臭くなります。

汗が酸化し、加齢臭の要因にもなってしまいます。

このため、運動した後は可能な限り汗を放置しないようにしましょう。シャワーで洗い流すのが一番ですが、それが出来ない場合はタオルやハンカチで汗を拭き取りましょう。

食事の内容にも気をつける!

最近は「肉食系」の人が増えており、肉付きを豪語される方もいらっしゃいますが、肉ばかり食べていると体が臭くなりがちです。

肉類には「動物性タンパク質」がたくさん含まれており、これが腸内で分解される時にアンモニア臭が出やすくなります。

さらに動物性の脂質が体内で分解されると、皮脂腺から酸性臭が発生しやすいことも明らかになっています。

このため、お肉を連日のようにたっぷり食べ続けるのは危険です。食べていけないというわけではありません。今日お肉をたっぷり食べたら、明日はお肉を食べずに大豆食品をいっぱい食べるなど、お肉ばかりに偏らないように注意しましょう。

また、お肉を食べる時や野菜もたくさん食べて、食事の栄養バランスを整えることも大切です。

 

まとめ

以上、運動不足の人の汗が臭くなる原因と、その解消方法・対処方法について述べさせて頂きましたが、いかがでしょうか。

簡単にまとめると・・・

運動不足で汗が臭くなる原因

・汗腺からアンモニア臭が出やすい。

・細菌が好むアルカリ性の汗になる。

・ワキガ臭の原因であるアポクリン腺からも汗が出やすい。

解消方法・対処方法

・半身浴などで、汗腺を鍛える。

・有酸素運動を定期的に行い、汗の質を良くする。

・出てきた汗は放置せず、タオルやハンカチで拭き取る。

・お肉ばかり食べずに、食事の栄養バランスにも気をつける。
となります。原因を知った上で対処法に取り組めば、継続しようという気持ちも強くなります。

また、上記の解消方法は汗を臭わなくするだけではなく、毎日の健康や生活習慣病の予防にも役立つものです。

一石二鳥のことなので、前向きに実践していきましょう!

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