冷蔵庫の嫌なにおいを取る方法と、臭いの予防法について
冷蔵庫を開けると、毎回ちょっと嫌なにおいが漂ってくる・・・。
このように感じている方は、意外と多くいらっしゃるのではないかと思います。
冷蔵庫を長く使っていればいるほど、そして冷蔵庫の中にたくさんの食材が入っていればいるほど、嫌な臭いは強くなる傾向にあります。
そこで今回は、冷蔵庫の中が臭くなってしまう原因や、嫌なにおいの取り方、お掃除方法などをまとめました。
いつまでも気持ちよく冷蔵庫を使い続けるために、ご参考にして頂ければ幸いです。
1.冷蔵庫の中は、どうして嫌なにおいが付いてしまうのか。
冷蔵庫は中のものを冷やしておくために、常に密閉状態です。ドアを開ける時しか、空気を入れ替える時間がありません。
このため、各食材・食品のにおいが混じり合ってしまい、どうしても臭くなってしまいます。冷蔵庫に嫌なにおいが付く具体的な原因を挙げてみると・・・
1.強い臭いを放つ食材が入っている。
2.食品のフタがちゃんと閉まっていない。
3.料理や食品が入った容器から、汁がこぼれている。
4.賞味期限・消費期限の切れた食品が入ったままになっている。
5.長い間、冷蔵庫の中を掃除していない。
6.冷蔵庫に嫌な臭いが染み付いている。
などが考えられます。1つだけならまだ良いのですが、臭くなる要因がいくつも積み重なってしまうと、表現できないぐらいの酸っぱい臭いを出してきたりしますね。
あまりにも臭いが酷ければ、冷蔵庫の中のものを食べることすら嫌になってしまいます(;_;
2.不快な臭いとサヨナラ!冷蔵庫の嫌なにおいを取る方法
ここでは冷蔵庫のにおいを中途半端に取るのではなく、嫌な臭いを絶対に残さずに完璧に取る方法をご紹介します。シンプルな流れですので、やる気になれば簡単に出来ちゃいます。
1.冷蔵庫・冷凍庫に入っているものを、全部取り出す。
まずは冷蔵庫の中に入っているものを、全て取り出します。もし食材がたくさん残っている場合は、数日前から頑張って食べるようにしましょう。
また、クーラーボックスに保冷剤を入れて、そこで保存しておくのもOKです。
中のものを全部出したら、冷蔵庫の電源を切ります。(冷凍庫に氷の塊が出来ている場合は、これが溶け出します。タオルを準備して備えるようにしましょう。)
2.取り外し可能なパーツを、全て外す。
棚や収納ケース、製氷皿、卵ラックなどの取り外し可能なパーツは、全て外します。棚には食べ物のカスや汁が残っていたりして、これが嫌な臭いの原因となっているケースも少なくありません。綺麗に洗うためにも、まずは取り外しましょう。
3.冷蔵庫の中は消毒用エタノールで拭き掃除する。
まずは冷蔵庫の中ですが、目に見える汚れは、水を含ませたキッチンペーパーや布巾を使って綺麗にします。
次に消毒用エタノールを吹きかけて、冷蔵庫の中全体を拭き掃除します。奥の方や棚の隙間などは意外と汚れが溜まっていたりするので、きれいに磨きましょう。
また、冷蔵庫のゴムパッキンの部分にも汚れが付着し、においの原因になっているケースがあります。この部分も消毒用エタノールを使ってお掃除しましょう。
4.取り外したパーツは、シンクで綺麗に洗う。
棚や卵ラックなどの取り外したパーツは、食器を洗うのと同じ要領で綺麗に洗います。裏側に汚れが残ってたりするので、表も裏も洗い流しましょう。
5.冷蔵庫の中を換気する。
パーツを乾かしておくと同時に、冷蔵庫のドアを開けっ放しにして換気します。
6.棚や収納ケースをセットし、お掃除完了!
最後は取り外した棚や卵ラックなどをセットし、冷蔵庫の電源を入れます。30分程度時間を置いて中が冷えてきたら、予め出しておいた食品を中に入れましょう。
3.冷蔵庫内の嫌なにおいを予防する方法
冷蔵庫の中を綺麗に掃除したら、今度は嫌なにおいが付かないように、予防策も実践していきましょう。
まず冷蔵庫で食材を保存する時は、以下の3点を心得ておくことが大切です。
1.魚類やキムチなど、臭いがきつい食品は「密閉容器」に入れて保存する。
2.お皿に盛った料理を保存する時は、きちんとラップをかける。
3.料理の汁などが冷蔵庫内についてしまったら、すぐに拭き取る。
密閉容器はタッパやジップロックなど、食材に合わせて使います。また、においが強い食材は一番下の段に置くなど、収納場所も工夫しましょう。
また、お肉や魚を保存する時は、アルミホイルを下に敷くのも良いです。嫌な臭いがアルミホイルに染み付いてくれます。
<冷蔵庫内の臭いを予防する具体的な方法>
1.市販の消臭剤を置いておく。
冷蔵庫専用の消臭剤を準備して、中に置いておきます。冷蔵庫内の環境を考えた上で作られているので、高い効果と持続性が期待できます。
2.重曹を置く。
重曹には消臭効果があり、冷蔵庫に置いておくだけで嫌な臭いを防いでくれます。重曹は瓶の中に入れて、倒した時にこぼれないよう、ガーゼなどでフタをしておきましょう。
3.炭を置いておく。
炭には脱臭効果があり、冷蔵庫内でもその力を発揮してくれます。また、焦げたトーストも同様の効果を発揮すると言われています。
4.トイレットペーパーを置いておく
冷蔵庫内でスペースが余っている場合は、トイレットペーパーを置いておくことで消臭効果が期待できます。トイレットペーパーは繊維が細かく、湿気と共に嫌な臭いも吸収してくれます。
5.コーヒーの出がらしで消臭する。
コーヒーを入れた時に残るコーヒーの出がらしにも、消臭効果があります。この出がらしを天日干しし、容器に入れて冷蔵庫に入れておくだけでOKです。コーヒーの香りが好きな方にはおすすめだと思います。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。冷蔵庫は密閉状態で、何でもかんでも詰め込んでしまうと直ぐに嫌なにおいが付いてしまいます。
このためもし臭いが染み付いてしまっつたら、まずは綺麗に掃除することが大切です。
中途半端に掃除すると臭いが残ってしまう危険性があるので、掃除する時は徹底的にやりましょう。
そして掃除が終わったら、今度は重曹や消臭剤を置くなどして、嫌なにおいが出ないように予防します。冷蔵庫は毎日使うものなので、におい対策もしっかり行っていきたいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。