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パクチーはどんな臭い?好き嫌いが分かれますが、栄養価は高いです。

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独特な香りと味を持つ食材として、今注目されているパクチー。

東京などの大都市ではパクチー専門店もいくつかあり、女優の井上真央さんもバラエティー番組の「しゃべくり7」でパクチー好きを公言されています。

好き嫌いが大きく分かれるパクチーはいったいどんな臭いがして、どのような栄養素を持っているのか。

今回はパクチーの謎に迫っていきたいと思います。

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1.パクチーとは、どんな食材なのか。

パクチーはタイ料理のトムヤムクンや、ベトナム料理のフォーなどに使われる食材です。

・トムヤムクン
トムヤムクン

・フォー
ベトナム料理のフォー

そもそも”パクチー”はタイ語で、英語の場合はコリアンダー、中国語では香菜(シャンツァイ)、ベトナム語でザウムイと言われています。

そして和名では、カメムシソウやコエンドロ、中国パセリと呼ばれることがあります。

日本ではタイ料理での馴染みが深いことから、パクチーという名称が一般化しているようです。

ただし、スーパー等ではパクチーという名称を使わずに、上記の別の名前で表記しているケースもあります。このためお店でパクチーを探す時は、名称よりもその形で判断し、その後で名前を確認した方が良いかもしれません。

パセリはセリ科の一年草で、高さは25cmぐらい。独特の香りを持ち、地中海東部が原産とされています。原産地では昔から食用として用いられており、中南米や東南アジアでは香味野菜として食されてきました。

古代エジプト時代には医療に用いられていたという言い伝えもあるそうです。

パクチーは今現在、タイ料理やベトナム料理だけでなく、メキシコ料理や中華料理、ポルトガル料理、インド料理などにも幅広く使われています。

 

2.パクチーの臭いについて

テレビ朝日の番組「中居正広のミになる図書館」では、”パクチーとカメムシは同じ臭い”として取り上げられていたことがあります。

これは単なる噂ではなく、香りの素となる化学物質自体が同じなんだそうです。

まずパクチーの茎や葉に含まれる主な揮発性化合物は、ウンデセナールやデセナール、ドデセナールなど、語尾に”ナール”という文字が入る鎖状のアルデヒド化合物です。

一方、カメムシの臭気成分はデセナールやヘキサナール、ヘプテナールなど、こちらも語尾に”ナール”が付くアルデヒド系の物質です。

パクチーとカメムシは同じ種類の香り成分が含まれているため、広義で”同じ臭い”だと言えるのですね。

日本でも昔からカメムシソウと呼んでいたことから、この臭いの類似は間違いないと思います。

では、パクチーの臭いを言葉で表現すると、どのような表現が適切になるでしょうか。

正直なところ、これは難問です。本当に独特な臭いを持っています。

パセリや菊、バジル系の臭いではなく、どちらかと言うとウドやセロリの方が近いです。純粋に”くさい”という感じではなく、薬味としての香りも感じられます。

この不思議な臭い、香りこそが、パクチーの大きな魅力だと言えるかもしれません。

 

3.パクチーの香りが持つ効果・効能について

パクチーは単純に臭いわけではなく、独特の香りも持ち合わせています。具体的な香り成分はリナロール、ボルネオール、ゲラニオールの3つで、それぞれ以下のような効果・効能を持っています。

○リナロール ⇒ 血液の浄化作用、鎮静作用、消化促進、胃腸の働きを改善する

○ボルネオール ⇒ 神経痛や気管支炎の症状を緩和する

○ゲラニオール ⇒ 抗うつ作用、女性ホルモンの働きを助ける

このような効果効能があることが解かれば、独特に臭いも薬のうちかもしれませんね。

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4.パクチーはどんな味なのか。

パクチーのにおいはカメムシと似ていますが、味は全く違います。

ちょっと苦味は感じられるものの、独特な清涼感もあります。ドクダミ科の植物や、セリ科のオオバコエンドロなどの味に似ていますね。

また調理方法によっても味は変わります。生であればあるほど独特の味が強く、少し火を通すことで味も薄れていきます。

天ぷらなどしっかり火を通して食べれば、パクチーが苦手な方でも意外と簡単に食べれてしまうかもしれません。

東南アジアや中国ではパクチーの味を好む人が日本よりも多く、あの臭いを”くさい”と感じない人も多いです。くさいどころか、「いい香り」という人すら存在しています。

ちなみにアフリカや東南アジアではカメムシも普通に食べたりするので、パクチーのにおいなど全然やさしい方なのかもしれません。

 

5.パクチーに含まれる栄養素と、その効果・効能について

独特な味と香りを持つパクチーには、健康に役立つ栄養素も豊富に含まれています。

その栄養素を具体的に見てみると・・・

・ビタミンB2

・ビタミンC

・ビタミンE

・β-カロチン

などです。β-カロチンは体内でビタミンAに変化します。美容に良い栄養素としてビタミン”A・C・E(エース)”という言葉がありますが、パクチーだけでこの3つの栄養素を摂取できるのはスゴイと思います。

ビタミンEには抗酸化作用や動脈硬化の改善効果がありますし、健康と美容に良い栄養素がしっかり含まれていることが解かります。

また、パクチーには強いデトックス作用もあります。

パクチーに含まれる成分が、体内の有害物質を包み込み、排出しようと働いてくれます。抗酸化作用もあるので、身体に悪影響を及ぼす活性酸素の発生も抑えてくれます。

そしてパクチーのデトックス作用を十二分に発揮するためには、ネギやニンニク、玉ねぎなどの「含硫成分」が含まれている食品と一緒に食べるのがお薦めです。この方が、有害物質を排出するデトックス効果が強くなります。

その他、パクチーには殺菌・抗菌作用や、痰の除去、関節痛の鎮静作用、食欲増進などの効能も備わっています。

健康と美容のためには、積極的に摂取しておきたい食材だと言えるでしょう。

 

6.まとめ

いかがでしょうか。パクチーはその独特なにおいや味によって好き嫌いが大きく分かれますが、健康や美容にとってはとても良い食材です。

確かに「パクチーが大好き!」という人を思い返してみると、元気で綺麗な方が多いような印象もありますね。

どうしてもパクチーが苦手な方におすすめなのが、パクチーの天ぷらです。揚げることでパクチーの嫌な臭いがだいぶ抑えられるので、意外とあっさり食べられると思います。

また、東京や大阪などの大都市ではパクチー専門店が増えてきています。

このようなお店ではパクチーを美味しく調理してくれたり、ベストな組み合わせで出してくれたりするので、きっと新しい発見が得られると思います。

パクチーは人間にとって健康食の1つです。最初は苦手に感じてしまったとしても、今度は違う角度から攻めてみたいですね♪

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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