おならが臭くなる原因と、おならのにおいを改善する方法

なぜ、自分のおならの臭いは、こんなにも臭いのか・・・。
どうしても我慢できなくて音がしない”すかしっぺ”をしても、強烈な臭いでバレてしまう・・・。
おならは世間一般的に恥ずかしいものとされており、上記のようなお悩みをお持ちの方も意外と多いのではないでしょうか。
実は、この記事を書いている私も、自分のおならの臭いに悩まされてきました。なぜ、自分のおならは臭いのか。誰にも臭いにおいを嗅がせないために、できるだけ屋外か、人が近くにいないところでおならをするようにしています。
このページではそんな悩みを持つ筆者が、おならが臭くなる原因を徹底的に調べ上げ、嫌な臭いを改善していく方法をまとめております。
おならが臭いとお悩みの方は、ぜひご参考にして頂ければ幸いです。
1.そもそも、おならはどうして出てしまうのか!?
おならはいかなる時でも、出ないのに越したことはありません。臭いにおいと一緒に噴き出すおならは、そもそもどうして出てしまうのでしょうか。
おならの正体は、腸に溜まってしまったガスです。このガスが何らかのきっかけで、おしりから出てしまう「生理現象」なんですね。
では、どうして腸にガスが溜まってしまうのでしょうか。
その一番大きな原因は、「食事の時に、食べ物と一緒に空気を飲み込んでいること」です。
私たちは食べたり飲んだりしている時に、少なからず空気も一緒の飲み込んでいます。これが、おならの約7割を占めているのですね。
その他、食物から分解されるガスや、炭酸飲料の二酸化炭素、口から飲み込んでしまった空気も、おならとして腸に溜まります。
2.おならが臭くなってしまう三大原因
おならのにおいが臭くなってしまう大きな原因は、以下の3つに大別できます。
1.胃腸の調子が悪い
胃腸の調子が悪くなると、消化の働きも低下します。これによって腸内にガスが溜まりやすくなってしまい、おならとして出てきてしまいます。
また食事の時、よく噛まずに飲み込んでしまうのも問題です。咀嚼の回数が少なければ、それだけ胃の負担が大きくなります。やがては胃が疲れるだけでなく、腸内での消化時間も長くなります。すると腸内ではガスが発酵してしまい、おならの臭いがより臭くなってしまいます。
2.悪玉菌の増加
腸内には善玉菌と悪玉菌が住み着いていますが、悪玉菌が増えてくると、おならが臭くなります。悪玉菌が増えれば胃腸の調子も悪くなりますし、腸内のガスも臭いがきつくなります。
またストレスによって胃酸の分泌活動が低下すると、胃腸での殺菌効果も弱まります。これによって食品と一緒に胃袋に入ってきた細菌を、殺菌しきれないまま腸へと運んでしまいます。すると腸内では悪玉菌がまた増えてしまい、おならが臭くなる悪循環に陥ってしまいます。
3.食べ物の内容
世の中には様々な食べ物があふれていますが、何を食べたかによってもおならのにおいは変化します。
臭いおならの原因となるのは、肉や卵などです。これらの動物性タンパク質が消化されると、腐敗型のガスが発生します。具体的には、アンモニアや揮発性アミン、スカトール、インドール、硫化水素などです。
これらは強烈なニオイ成分であり、臭いおならの原因になってしまいます。
3.おならの嫌なにおいを改善する方法
おならの嫌な臭いは、努力次第で改善することも可能です。具体的な方法は、以下の5つです。可能な事から、チャレンジしてみましょう!
1.腸内環境を整える
まずは善玉菌と悪玉菌のバランスを良くし、腸内環境を整えることが大切です。2015年頃から「腸内フローラ」という言葉を耳にするようになりましたが、良好な腸内バランスの状態は以下の通りです。
善玉菌2割:悪玉菌1割:日和見菌7割
日和見菌とは、腸内にとって特に良くも悪くもない菌です。したがって残り3割の菌を、善玉菌2:悪玉菌1の割合にすることが重要なのですね。
善玉菌と悪玉菌のバランスを良くするためには、ヨーグルトなどの乳酸菌が入った食品を積極的に食べること、食事の栄養バランスを良くすること、食物繊維が豊富な野菜やきのこ類を積極的に食べて、胃腸の調子を良くすることが大切です。
2.おならが臭くなる食品を食べ過ぎない
おならが臭くなる原因のところでも触れましたが、動物性たんぱく質が豊富なお肉や卵は、臭いおならの要因になります。
健康にとって良い食品なので、食べていけないわけではありません。大切なのは、そのバランスです。お肉を食べたらそれ以上に野菜・果物を食べるなどして、食事の栄養バランスには十分に気を付けていきましょう。
3.排便時に、腸内のガスも出してしまう
排便する時に、腸内に溜まった余計なガスを出すことも、おならの臭い予防につながります。腸内のガスを意図的に出したい時に効果的なのが、左下腹部周辺のマッサージです。
大腸が曲がっている部分は、ガスが溜まりやすいです。したがってその部分をマッサージしてあげることで、溜まったガスが排出されやすくなります。
4.ゆっくり食べる
急いで食べると、食べ物と一緒に空気も飲み込みやすくなります。早食いの人はおならが出やすいと言われていますが、これは食事の時に空気もたくさん飲み込んでいるからなのですね。
また早食いは肥満の要因にもなります。食事をする時はよく噛んで、できるだけゆっくり食べるように心がけましょう。
5.消臭効果のある食品を食べる
ポリフェノール類の成分には、消臭効果があると言われています。お茶に含まれるカテキンもポリフェノールの一種であり、消臭効果が期待できます。
健康にも良いポリフェノールを積極的に摂取して、おならの嫌な臭いを改善していきましょう。
この他、ストレスを溜めないこと、炭酸飲料を飲み過ぎないこと、おならを我慢しないこと、日頃から姿勢を良くすることなども、おならの臭い改善に役立ちます。
改善できそうな部分から少しずつ実践し、おならの嫌なにおいを予防していきましょう!