洗濯物の部屋干し臭(生乾き臭)の原因と、その対策・撃退法
洗濯物を部屋干ししていると、どことなく漂ってくる生乾きのにおい。
これがいいにおいなら問題ないのですが、そうではありません。「本当に洗濯できたのかな・・。」と疑問に思ってしまうぐらい、嫌な臭いですよね。
特に、気温が上昇する上に湿気もすごい「梅雨」の時期は最悪です。「ああーー!なんでこんな臭いになるの!!」とちょいギレしてしまうぐらい、臭くなってしまうことがあります。
そこで今回は、洗濯物を部屋干しした時に発生する「生乾き臭」の原因と、これを改善・撃退する方法をまとめました。よろしければ、ぜひご参考にしてくださいね♪
1.部屋干しの時、生乾き臭が出てしまう原因
洗剤を使って綺麗に洗ったはずなのに、どうして嫌な臭いが出てしまうのか・・。本当に悩ましい部分ですよね。
部屋干しで発生する嫌な生乾き臭の原因物質は、アルデヒド、中鎖アルコール、中鎖脂肪酸だと言われています。
このような原因物質は、洗濯物に残ってしまった汚れ(タンパク質や脂肪など)を分解し、そして酸化します。これが嫌な臭いとして、私たちを不快にしているのですね。
部屋干しは日差し(紫外線)を浴びないために、殺菌効果を得られません。また、乾くまでの時間が長くなるということは、洗濯物が湿っている時間も長いということです。
これによって残った汚れが酸化してしまったり、汚れを餌にして菌が増殖する危険性も出てきます。
これが、部屋干しで生乾き臭が出てしまう原因なんです。
2.柔軟剤を入れても、衣類やタオルがふわふわにならない理由
洗濯で柔軟剤を使っても、衣類やタオルが何故かふわふわにならない・・・。このような経験をお持ちの方も、多いと思います。
なぜ、柔軟剤でフワフワにならないのか。考えられる理由は、以下の3つです。
1.洗濯物に洗剤が残っている
洗濯機に必要以上の洗剤を入れて洗うと、洗剤が衣類に残ってしまう危険性があります。そしてそのまま干すと、洗濯物が乾いた時に少し固くなってしまいます。
洗剤が入っている箱には、その適量もしっかり明記しているものです。綺麗にしたいという思いでたくさん入れたくなる時もありますが、仕上がりを良くするためには適量を守ることが大切です。
2.ドラム式洗濯機の使用
最近はドラム式の洗濯機も増えてきていますが、ドラム式は使用するお水が比較的少なく、洗濯物を叩くようにして洗う構造になっています。このためタオルのパイルが横に倒れてしまいやすく、肌触りがゴワゴワした感じになる可能性があります。
3.柔軟剤の弊害
柔軟剤は、もともと固くなってしまったタオル等を洗うと効果を実感できます。しかし、もともとフワフワ系のタオルや衣類を洗う場合は、あまり適していないそうです。頻繁に柔軟剤を使うことで、タオルなどの寿命が短くなるとも言われています。
このためある程度フワフワ系のものであれば、柔軟剤を入れないで洗濯した方が良いかもしれません。
3.お酢を使って洗濯物の生乾き臭・部屋干し臭を消す方法
洗濯物の嫌な生乾き臭を防ぐために使えるのが、なんと「お酢」です。
ただし、酢飯用のお酢は砂糖などが入っているので、使用はNG。市販されている普通のお酢を使うようにしましょう。
お酢は洗う時に入れても、すすぎの時に入れても、どちらでも問題ありません。入れる量は、大さじ2杯程度です。
洗濯時にお酢を加えることによって、洗濯物に残ってしまった雑菌の繁殖が抑えられます。これにより、乾かす時に出てくる生乾き集が軽減されるわけです。
また、お酢は酸性であり、洗剤はアルカリ性です。このためお互いの成分が中和され、繊維の弾力も失われることなく仕上がりも良くなります。
さらに、白いシャツは黄ばみが気になりますが、お酢を入れることで黄ばみを落としたり、予防したりする効果も期待できるそうです。
お酢は体にも良いですが、きれいに洗濯したい時も役立つのですね。手軽にできる方法なので、部屋干し時の生乾き臭が気になる時は、ぜひお試しください♪