自分自身の口臭をチェックする方法

口臭は知らず知らずのうちに、周囲の人たちを不快にさせてしまうものです。何も悪いことをしていないのに、人から距離を置かれてしまう場合もあります。
そこで今回は、人間が自分の口臭に気付きにくい理由と、自分自身の口臭をチェックする方法についてまとめました。ぜひご参考にして頂ければ幸いです。
目次
1.どうして人は、自分の口臭に気付けないのか
そもそも、人間はどうして自分自身の口臭に気付きにくいのでしょうか。鼻は口のすぐ上にあり、物理的に考えてもすぐに気付くのでは?と思ってしまうものですが、現実的には自分の口臭ほど、気付きにくいものなんです。
その理由はズバリ、「嗅覚の慣れ」です。
人はにおいに対して慣れる傾向があり、周囲の人達からすれば明らかに臭い状況でも、本人からすればそうでもないケースが多々あり得ます。
また場合によっては臭さで嗅覚が疲労し、臭いに対して鈍感になっていることもあります。このような状況を「嗅覚疲労」と言います。
例えば実家などでリビング(茶の間)に行った時、誰かが納豆を食べていたとします。外からリビングに入った瞬間は「納豆臭い!」と思ってしまうのですが、時間の経過と共に臭いと思わなくなっていきます。
これも嗅覚の慣れですね。臭いに対して、鈍感になっている状態です。
このような人間の機能は、ある意味、外界の環境に対応するためのものと言えるかもしれません。
2.自分自身の口臭をチェックする方法
続いて、自分自身の口臭をチェックする方法について、見ていきましょう。
2-1.マスクをつける
手軽にてきるチェック方法の1つですね。マスクは鼻まで覆い、できるだけ外に息が漏れないようにします。
こうすることで口から出た息が、そのまま鼻に入りやすくなります。
マスクをつけた後に「なんかこのマスク臭いかも?」と思った時。それはあなたの口臭自体が臭い可能性大です。
はっきりさせるためにもマスクを付ける直前に、マスクのにおいもチェックしておきましょう。マスク自体が臭くないことを確かめた上でチェックすれば、その答えがはっきりします。
2-2.ナイロン袋を使う
ナイロン袋の中へ息を吐いて、そのにおいを自分でチェックする方法です。まずは穴が開いていないナイロン袋を準備し、その中へ息をハーっと思い切り吐いて、口を閉めます。
そして一度外に出て鼻をリフレッシュさせた後に、ナイロン袋の口を鼻に近づけて、そっと開けてみましょう。自分の息のにおいが、ほんのりと感じられると思います。
ただし、ナイロン袋のにおいが強すぎると、口臭のにおいがかき消される可能性もあります。このため、できるだけ無臭のナイロン袋を選びましょう。
2-3.思い切って人にチェックしてもらう
これは勇気の要る方法かもしれません。身近な人に口臭を吐きかけて、臭いかどうかをチェックしてもらいます。
恋人や夫、妻など、パートナーにチェックしてもらうと、嫌われるきっかけになるかもしれません。このため仲の良い友達や、家族にお願いするのが良いでしょう。
3.マスクで口臭をチェックする時の注意点
マスクを使って自分自身の口臭をチェックする時、注意したいのが「唾液のにおいと混同しないこと」です。
マスクをしたまま呼吸をすると、唾液が気化してマスクに付着します。マスクを長時間付けていると内側に水滴が付いてしまうことがありますが、これも唾液が気化している証拠です。
このため、マスクに付いたにおいが唾液系のにおいかどうかも、判断する必要があります。
しかしながら唾液のにおいが付くのは、ある程度時間が経ってからです。本当に口臭が臭い場合は、意外と早くマスクに臭いが付いてしまいます。
したがってマスクで口臭をチェックする場合は、早い段階で一度マスクを外し、そのにおいをチェックしてみましょう。
4.まとめ
私たちが自分の口臭に気付きにくいのは、「嗅覚の慣れ」と「嗅覚疲労」が原因です。鼻は周囲の環境に適応しやすく、においにも慣れてしまう性質があります。
しかし、だからと言って自分の口臭をチェックできないわけではありません。
マスクやナイロン袋を使うことで、自分自身でも口臭をチェックすることが可能です。知らず知らずのうちに周囲の人達を不快にさせていないか確認するためにも、1度はチェックしておきたいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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